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どんとがうちにやってきた

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旧友ふたりが・・

何年も読み続けているシリーズ物の小説、というのがいくつかあって、シリーズの新刊が出ると買わずにはいられない。全作読んでいるのは、ほとんど外国のハードボイルドやミステリーばかりなのだが、一番長くお付き合いしているのは、もう20年以上になる、

ロバート・B・パーカー のスペンサーシリーズ


探偵ものです。スペンサーという探偵、その恋人のスーザン、友人のホーク・・など、出会いの時から紆余曲折を経て現在に至る過程をずっと追っているので、知り合いのようだ。スーザンが私にとってはどんどんイヤな女になってきたので、もう読み続けるのも面倒なのだが、腐れ縁で付き合い続けている。

ところが、今年になって著者が急死してしまった。

新刊を読んだばかりだったのに、これでシリーズ終わり・・ となると、とっても寂しい。
なんだか喪失感。著者と一緒に年をとってきたのに、老後を共に迎えられないなんて!


ショック、と思っていた矢先、今度は

ディック・フランシス

も亡くなってしまった。こちらも、30数冊の競馬シリーズを全巻買っており、シリーズといっても主人公は毎回異なるし、絶対にはずれがない。やはり新作を読んだばかりだったのに。

旧友二人を一度に失った感じ。

当たり前だけど、自分が年をとるということは、(勝手に)一緒に歩んで来た作家や音楽家も年をとるわけで、誰との間にでも別れはある、ということが胸に染み入る春の宵なのでした。


もう少し若いご贔屓を持たないと楽しい老後を送れないということです。
by dontodon | 2010-03-08 18:04

犬猫馬鹿息子とのバトル生活


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