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どんとがうちにやってきた

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地震 ②

みんな同じだと思うが、テレビから離れられない。そして、映像の衝撃に、うちのめされる。

今はできることは祈ることくらいだが、しばらくして、少しでもできることが見えてきたら、なんでもしようと思います。



それにしても・・・

地震の日、青山通りや新宿通りを、郊外向けて黙々と歩く人々。でも、どこにも何のもめ事もjなく、みんな淡々と黙ってずんずん進む。

100メートルを1時間近くかかって進む車の列。途中の脇道から合流してくる車があっても、ちゃんと譲り合って事故もなく、たった一つのクラクションもない。

そして、被災した映像の中の人々・・お子さんを探す若いお母さんや、両親を探す男性・・避難所で食べ物もなく寄り合う人々・・でも、みんな、本当にちゃんとしている。

自分が家に辿り着く8時間の間も、報道の映像の中でも、怒っている人や、取り乱している人、文句を言っている人が1人もいない。自分が得られたささやかな幸せ・・歩き続ければ家に着く、という気持ちや、少なくとも命は助かった、という感謝を表す人はいても、こんな目にあっていることの恨みを言う人は誰もない。

被災地のコンビニで、商品がなだれ落ちていても、取っていく人は1人もない。そんなこと、思いつく人もいないと思う。

そして、みんな秩序をもって何時間も並ぶ。



日本人て本当にすごい・・と、心の底から誇りに思いました。こんな国は他にありません。

政治は全くあてにならないけど、こうやって国民の底力で戦後の日本はやってきたのだな
あ、と実感する。





今回の街全体が壊滅する映像を何度も見ていると、自分がものすごい衝撃を受けていることに気づく。ふとした瞬間に、涙が出て止まらなくなるのだ。
いってみれば傍観者にしか過ぎない者にとっても、そのような衝撃を受けるのだから、当事者の方々にとっては、一生のトラウマになるはずだ。

どんなものも、一瞬で飲み込まれてしまうんだ。




これが、日本人の価値観に及ぼす影響力は、ものすごいものがあると思う。
by dontodon | 2011-03-13 21:45

犬猫馬鹿息子とのバトル生活


by dontodon